フラッシュバックという言葉を、皆さんはご存じでしょうか?
過去の嫌な出来事、怖かったこと、怒り、憎しみなどの気持ちが、突然湧き上がり、人によってはパニックに陥ることもあります。
精神疾患を持っている方に限らず、そういった経験をされる方は少なくありません。
誰にでも起こりうるこのフラッシュバックというものと、どう付き合っていくかを、わたしなりに考えてみました。
わたしはフラッシュバックを起こすとパニックになり、足をバタつかせたりすることもあれば、フリーズしてしまい、思考停止して身動きをとらなくなり、発言すらままならないこともあります(これをわたしは「静かなるパニック」と呼んでいます)。
フラッシュバックはとてもつらく、苦しいものです。
過去の出来事がまるで今この場で起こっているかのように蘇るのですから。
しかし、精神疾患や発達障害を抱えている身として、このフラッシュバックとは切っても切れない縁があります。そのフラッシュバックとどう付き合っていくかが問題になってくるのではと思います。
わたしの個人的な考えですが、フラッシュバックとは過去の置いてけぼりになった自分のつらく苦しい気持ちと素直に向き合い、整理していくきっかけともなると思っています。
この考えに至るまでにとても長い時間を要しました。
それもそのはずで、やはりフラッシュバックというものは誰もが好んで起こるわけでもなければ、予測さえ不可能で、楽しい時間さえも台無しにしかねない恐ろしいものだからです。
ただ、その時はパニックになっても、時間をかけてゆっくりと自分の気持ちと向き合うことで、少しずつではありますが、自分の素直な気持ちを確認し、分析にも繋がり、やがてどうやってこの気持ちと付き合うか、切り離していけるかという、解決の糸口にもなります。
本当に長い時間がかかると思います。わたしも未だにフラッシュバックを起こすとパニックになり、フリーズしたり暴れそうになったりしてしまいます。泣き出すことさえあります。この歳になって情けないなぁと自分を卑下することもあります。
しかし、この気持ちと向き合わないことは、即ち自分と向き合わないこととも繋がると思うのです。
その時は泣いたり荒んだ気持ちになったとしても、次第に落ち着きを取り戻したとき、きっと、あの時自分は何故怒ったのか、あの時こうだったから自分は嫌な気持ちだったんだな、など、自分の気持ちと素直に向き合えるようになると思うのです。
ゆっくり、自分の気持ちと向き合ってみませんか?
過去のつらかった自分を抱きしめてみてあげませんか?
そして、どうかその時は、ご自分を責めたりせず、素直に泣き、素直に落ち込み、落ち着いたら立ち直り、また再スタートを切ってみてはどうでしょうか?
その時、きっと自分は成長できる、そう思ってやみません。
メンバー:hagiya
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